@article{oai:uuair.repo.nii.ac.jp:00013581, author = {大関, 健一 and 青柳, 宏 and OZEKI, Kenichi and AOYAGI, Hiroshi}, issue = {9}, journal = {宇都宮大学共同教育学部教育実践紀要}, month = {Aug}, note = {text, 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper, 作家である東田直樹(1992∼)の言葉には、東田のもつ感受性が強く表れている。東田が詩として歌う「生の感受」の体験。それは自らを含む世界の感受であり、その喜びである。しかし、それは同時に、東田にとって、他者との感覚の違いから生まれる「苦しみ」の源でもあるように思える。また、それは、東田のアイデンティティでもあり、「自分の感覚をだれかと共有したい」という強い願いが生まれてくる源でもあると、私たち(大関・青柳)は考えている。本実践は、東田直樹の詩と散文を読み、その「生の感受」という位相において、東田の感性や苦しみにふれることで、子どもたち自身が「自己の生」について感じ、想いを巡らせることを目的とした。本実践をとおして、私たちは、東田直樹の作品との対話、授業中の子どもたちとの対話、子どもたちの綴った感想文との対話を繰り返してきた。そこに見えてきたのは、東田の感性に心ひかれ、他者の「苦しみ」や私たちのもつ「言葉」について、想いを巡らせる子どもたちの姿だった。そしてそれは、子どもたちが「自己の生」の感受へと向かっていった、ゆたかな学びの足跡でもあった。}, pages = {311--337}, title = {生の感受へ―東田直樹の詩・散文をめぐる授業―}, year = {2022}, yomi = {オオゼキ, ケンイチ and アオヤギ, ヒロシ} }