@article{oai:uuair.repo.nii.ac.jp:02000121, author = {王, 誉朔 and Wang, Yusuokk and 小原, 一馬 and KOHARA, Kazuma}, issue = {10}, journal = {宇都宮大学共同教育学部教育実践紀要}, month = {Aug}, note = {text, 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper, 近年中国からの留学生が急拡大している。そのうち特に女性が、就職前後の時期にどのような問題に出会い、どのようにそれを乗り越えているかの調査を行った。インタビュー調査対象者は7名で、インタビューはコロナ禍の影響が落ち着きつつあった2022年末に行われた。就職活動に関しては、主に中国人のネットワークを利用して乗り切っていた。職場では日本語能力や文化的葛藤により差別感を感じることがしばしばあった。中国人としてのメリットは、中国語によるIT 関連の情報網が拡大し、それらを利用できることが大きいこと。そして中国の市場も拡大しているため、それらへの媒介者として力を発揮していることがわかった。文化的には日中での友人観の違いにより、日本人との友人関係に距離を感じがちで、なかなか日本人とプライベートな人間関係が築けていないが、日本人と同様の距離感のある友人観を受け入れることで日本での生活に慣れることができる。ジェンダー観についても、日本人の性別役割意識になじめず、それも人間関係の壁となっていたが、しばしば自分が外国人であることを強調することで性別分業からの解放を試みている。職場においては(ジェンダー関連以外においては)その人間関係を概ね受け入れ、適応しようと心がけているが、プライベートでは中国人の友人関係だけに頼っている姿がうかがえた。}, pages = {237--249}, title = {中国人女子留学生の就職前後の時期における日本社会への適応とそのかたち}, year = {2023}, yomi = {コハラ, カズマ} }