@article{oai:uuair.repo.nii.ac.jp:02000178, author = {高木, 竜輔 and TAKAKI, Ryosuke}, issue = {14}, journal = {地域デザイン科学 : 宇都宮大学地域デザイン科学部研究紀要, Journal of the School of Regional Design Utsunomiya University}, month = {Feb}, note = {text, 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper, 本稿の目的は、2011年に発生した福島第一原発事故の避難者が避難先/避難元の地域社会に対してどのような意識を有しているのか、そしてそのことが避難先における人間関係の構築とどのような影響を与えているのかを、2017年に実施した復興公営住宅入居者への質問紙調査のデータから明らかにすることである。調査の結果、以下の二点が明らかとなった。第一に、原発事故の避難者は全体として避難元だけでなく避難先の地域社会にも関わりたいと思っていることである。避難先と避難元の地域社会への関与について類型を作成すると、4割の対象者はどちらの地域社会へも関わりたいと考えていることが明らかになった。ただし現実には、二重のコミュニティ志向に基づいて人間関係を構築していくことは難しいといえる。第二に、避難者にとって「避難先の地域社会」とは団地内のコミュニティのことを指しており、受け入れ地域社会との関係は進んでいないことである。このことは、避難先の地域社会に関わりたいと思っても、「避難者」と「受け入れ住民」という対立軸を意識しているが故に関係づくりがうまく進まない可能性を示している。その意味で、単に両者をつなげるしくみづくりだけでなく、両者の軋轢を生み出す構造的な要因を探索し、解消していくことが求められる。}, pages = {23--42}, title = {原発事故避難者における地域社会との関わりとその課題――福島県内の復興公営住宅入居者への調査から――}, year = {2024}, yomi = {タカキ, リョウスケ} }